みんな大好きゲームセンターのクレーンゲーム機のお話です。
今は晴れてWeb屋さんになった僕ですが、つい最近までとある大手のゲーセンに7年ほど勤めていました。
んで、他のゲーセンにもちょいちょい遊びに行っていたんですが、店員目線だとどうしても手を出したくない景品というのがいくつかあるんですよね。
今回はその手を出したくない景品の特徴の紹介です。
これは定番ですね。
デカクレやバーバーカットなど、いわゆる「確率機」と呼ばれている景品機は、(特殊な設定を除けば)一定金額をブチ込まないと景品が獲得できないように設定されています。天井でしか当たらないのに、天井が何Gなのか公開されていないパチスロみたいなイメージです。無理。怖い。
ちなみに確率機について詳しく触れている記事はこちら。
どのくらいの金額を使えば獲得できるかというのは、その景品の人気度や在庫数、お店の方針によってマチマチですが、だいたい原価の4~8倍程度(原価率25%~12.5%)に設定されていると思っておけばOKです。
原価800円のハイクオリティな景品ならだいたい3000~6000円ってところでしょうか。ぼったくりだと思う人もいるかもしれませんが、そこは商売なので仕方ないですね。
ただ、一定金額を使えばほぼ確実にGETできるという安心感もあるので、どうしても欲しい景品がある&お金に余裕があるなら、下手に技術介入要素の強い台にチャレンジするよりも安上がりになるかもしれません。
前任者がかなりお金を使っていたのを確認できているなら、最高の狙い目になります。ただ、あまり露骨なハイエナ行為ばかりしていると店員に裏でゴニョゴニョ言われるのでほどほどに。
有名所で言うと「ワンピース」や「ドラゴンボール」のフィギュア等ですね。入れ替え初日~3日目くらいの期間はかなり危険なイメージがあります。
その手の新商品に飛び付くのはだいたい「転売屋」か「取れるまで粘るコアなファン」なので、お店からすると設定を甘くする理由はほぼありません。
最初は激辛にして売上を確保し、人気が落ち着いてきたら徐々に設定を甘くしてライトユーザーに還元&在庫を処分していくというのがゲーセンの基本です。
新商品は設定にミス・抜け道がある事も多いので、特殊な狙い方をして早期獲得を狙うなら入れ替え直後は絶好の狙い目となります。ただ、イレギュラーな獲得をされると店はすぐに対策をしてくるので、攻略するならお早めに。
景品が落とし口ギリギリのところに置かれていたり、細い棒や小さな土台の上にちょこんと置かれていたりすると、ついつい「あれ?これ一発で取れるんじゃね??」と思いがちですが、それは罠です。在庫処分品でもない限り、そう簡単に景品を取らせるわけがありません。
ここで、景品の設定をする上で大切な要素である「見た目の良さ」「リアクションの大きさ」「売上の安定感」の3つを絡めて解説します。
実際に取れるかどうかは別として、パッと見で取れそうに見える景品は最初のワンコインが入りやすくなります。とにかく最初の100円が入らないと売上に繋がらないので、ある意味景品を設定する上で一番重要視されている要素かもしれません。
続けてプレイしてくれるかどうかは、次の「リアクションの大きさ」によって決まります。
簡単に言うと、どれだけ景品が大きな動きをするかという事です。大きく動いたように見えて実際はほとんど初期位置から動いてなかったとしても、これだけ大きく動いたんだから何回かやれば取れるんじゃないか?と思っちゃうんですよね。そして地獄の連コインが始まります。
店側は3000円で1個のペースで出したいのに、100円で取る人がいたり10000円使っても取れない人がいたり…というような不安定な運営は、店からすると設定の調整が難しいので非常に扱いづらいものです。また、1度でも簡単に取られた景品は、店側がビビって若干キツい調整にすることが多い印象があります。
めちゃくちゃ簡単に取れそうに見える景品というのは、だいたいこの売上の安定感というものは捨てています。簡単に取れることもあれば大ハマリすることもあるということなので、熱くなりやすい性格の人は特に注意しなければいけない景品かもしれません。諭吉溶かしてる人とか何回も見たことありますからね。
ガチで景品を安く獲りたいなら、今回紹介した景品を避けつつ以下の点を意識していればOKです。
この5点を頭に入れておけば、そこそこ低コストで景品がGET出来ると思います。
あ、ヤフオクとかメルカリとかで景品を買うのは転売屋が儲かる→ゲーセンの儲けが減って設定がキツくなるという負の連鎖が始まるのでやめようね!
それでは、良いゲーセンライフを。